美しい肌のために必要なこと、それはふだん使わない筋肉を意識的に動かして鍛えるとともに、睡眠と栄養たっぷりとること。そして正しいスキンケアを行うことです。

ところが、せっかく肌のためを思ってやっているスキンケアも、その方法が間違っているために、かえって肌を傷めているケースが、実はとても多いのです。

まずマッサージ。たるみやシワ対策のつもりが、逆効果になっていることがあります。とくに、筋肉の流れを無視した自己流のマッサージは危険。筋肉の走向に逆らうような動かし方をすれば、どうなると思いますか？

本当は筋肉を引き上げるべきところで、知らずに無理やり引き下げてしまう。といった結果にもなりかねません。自己流のマッサージだと、やたらとチカラを加えすぎてしまいやすい点も心配です。力任せに行うと、皮膚と筋肉の間にズレが生じて、かえって肌を傷めたり、シワを増やしてしまったりするわけです。

そして、もうひとつ間違えやすいのが、スキンケアの基本中の基本、洗顔です。目につくのが「洗うとき肌を強くこする」「すすぎが不十分で洗顔料の泡が顔に残る」「拭くときにタオルでゴシゴシこする」という間違い。

毎日当たり前のようにやっている洗顔も、決してあなどれません。正しい洗顔のポイントは「よく泡立てる」「泡で包み込むように洗う」「洗顔料は十分にすすぐ」「拭くときはタオルで押さえるようにする」など。基本からまず徹底させましょう。